Japanese
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特集 静脈・経腸栄養のトピックス
在宅中心静脈栄養法の実際
Present status of home parenteral nutrition
福島 恒男
1
,
杉田 昭
1
,
原田 博文
1
,
瀧本 篤
1
Tsuneo FUKUSHIMA
1
1横浜市立大学医学部第2外科
pp.489-495
発行日 1992年4月20日
Published Date 1992/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900774
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在宅中心静脈栄養法は,中心静脈法が必要で社会生活が可能な患者に対して,大きな進歩をもたらした.本邦では法的にも認可され,本法を施行できる施設は1,084に達しており,1990年末までに本法を受けた患者は702名である.カテーテルはreservoir付きの完全皮下埋め込み式のものが用いられ,合併症も比較的少なく,長期の使用に耐えるものが実用化されている.本法の施行にあたっては,患者自身が,消毒,製剤の混合調整,穿刺法などをよく理解していることが合併症を低下させるうえで重要である.欧米では在宅療法が広く行われ,本邦でも今後,増加が見込まれている.
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