Japanese
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臨床報告
Celestin dilatorの使用が有効であった食道癌術後頸部吻合部狭窄の3例
Three cases of anastomotic stricture after subtotal esophagectomy in which Celestin dilator was effective
岩瀬 和裕
1
,
竹中 博昭
1
,
矢倉 明彦
1
,
西村 好晴
1
,
吉留 克英
1
,
大嶋 仙哉
1
Kazuhiro IWASE
1
1社会保険紀南総合病院外科
pp.883-885
発行日 1991年7月20日
Published Date 1991/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900476
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はじめに
食道癌に対する食道亜全摘術後の頸部食道消化管吻合部狭窄への非観血的拡張術は,バルーン拡張術かブジー拡張術かに大別される1).これまで当科では,バルーン拡張術の安全性を重視して,原則としてバルーン拡張術のみで対処してきた.しかし,バルーン拡張術単独では拡張力が弱く,頻回かつ長期間にわたる反復施行によっても十分な吻合部内径が得られない症例も認められた.最近,かかる症例3例に対してCelestindilator2)を併用し,良好な成績を得たので報告する.
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