Japanese
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特集 再手術の適応と術式
食道・胃腸吻合部狭窄
Surgical management for strictured anastomosis of the esophagus
磯野 可一
1
,
神津 照雄
1
,
佐久間 洋一
1
Kaichi ISONO
1
1千葉大学医学部第2外科
pp.293-300
発行日 1992年3月20日
Published Date 1992/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900748
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近年,食道・胃腸吻合部狭窄に対する外科的再手術症例は激減した.これは狭窄の原因の一つである縫合不全の発生頻度が減少したこと以外に,内視鏡的拡張術の大きな発展がある.体腔内に膿瘍形成がある縫合不全の症例でも,ドレナージが十分に施され,なおかつ将来のブジー療法に必要なガイドワイヤーさえ挿入されていれば,腸管粘膜の旺盛な再生で狭窄を残すことはなく治癒させることができる.本稿では以上の治療にも効果を示さない症例に対する頸部での食道・胃腸吻合部狭窄の外科治療手技について述べる.
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