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臨床研究
原発性上皮小体機能亢進症症例における細胞核DNA量測定の意義
Measurement of cellular DNA content in primary hyperparathyroidism
高見 博
1
,
城戸岡 謙一
1
,
四方 淳一
1
,
伊藤 國彦
2
Hiroshi TAKAMI
1
1帝京大学医学部第1外科
2伊藤病院
pp.877-881
発行日 1991年7月20日
Published Date 1991/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900475
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はじめに
上皮小体腫瘤の病理診断は,他の内分泌腫瘍と同様に時に困難であり,特に腺腫と癌の鑑別は明確でないことがある1,2).したがって,病理診断基準の確立が望まれるが,一方ではこの形態学的指標の他に,機能的指標を追究し上皮小体腫瘤の性格を明らかにすることも重要である.著者らは原発性上皮小体機能亢進症における上皮小体腫瘤の細胞核 DNA量を flowcytometryにより測定し,本法が上皮小体腫瘤の生物学的悪性度を表現する指標の一つになりえるか否かを検討した.
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