Japanese
English
臨床研究
原発性上皮小体機能亢進症23手術症例の臨床的検討
Clinical study on 23 patients undergoing operation for primary hyperparathyroidism
清沢 雷太
1
,
松永 浩明
1
,
牧野 剛緒
1
,
千々岩 一男
1
,
鳥巣 要道
1
,
中山 文夫
1
Raita KIYOSAWA
1
1九州大学医学部第1外科
pp.609-613
発行日 1991年5月20日
Published Date 1991/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900438
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はじめに
原発性上皮小体機能亢進症(以下HPT)は,上皮小体に生じた腺腫や過形成あるいは癌の産生する過量の上皮小体ホルモン(PTH)により,高カルシウム血症をはじめ様々な病態を呈する疾患である.以前は稀な疾患とされていたが,血清カルシウム値測定の簡便化と共に急激に増加している.本疾患は,手術による病的上皮小体の切除を治療の第一とするが,様々な症状,病巣の部位診断法の選択,術中での腺腫と過形成の鑑別など,多くの問題を含んでいる.
今回,われわれは症状と血液生化学検査成績との関連性,術前部位診断法の診断率を中心に,教室で手術をしたHPT23例の検討を行った.
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