カラーグラフ Practice of Endoscopy
胃・十二指腸内視鏡シリーズ・ⅩⅠ
粘膜下腫瘍摘出術—高出力レーザー法
比企 能樹
1
,
嶋尾 仁
1
,
三重 野寛喜
1
1北里大学東病院消化器疾患治療センター外科
pp.145-147
発行日 1991年2月20日
Published Date 1991/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900368
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はじめに
「粘膜下腫瘍で小さいものは,内視鏡的に治療できるのではないか」といったテーマが問題にされたのは,東北大学内科の内視鏡グループが,粘膜下にエタノールを注入することにより,数日後に粘膜が壊死に陥り,自然に粘膜下腫瘍が核出され,脱落することを発見したことに始まる。エタノール局注法で,消化管出血の止血法のoriginとなった仕事が,確か,粘膜下腫瘍の診断と治療法の研究であったと記憶する.
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