Japanese
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特集 急性腹症の近辺—他科からのアドバイス
産婦人科領域における急性腹症
Acute abdomen in obstetrics and gynecology
陳 偉業
1
,
深谷 孝夫
1
,
矢嶋 聰
1
Wai-Ip CHAN
1
1東北大学医学部産婦人科
pp.159-163
発行日 1991年2月20日
Published Date 1991/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900370
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激痛を主訴とする急性腹症の原因疾患を診断するのは,必ずしも容易ではない.しかし,従来の問診,視診,聴診,触診などの理学的所見や,血液検査などの一般臨床検査に加え,近年は補助診断としての腹腔鏡検査,超音波,CTなど画像診断の導入によって,診断精度が向上し,すばやく有効な治療を開始することができるようになった.
産婦人科領域においては,急性腹症を来す疾患として,子宮外妊娠,卵巣嚢腫破裂,卵巣腫瘍や子宮漿膜下筋腫の茎捻転,卵巣出血,骨盤内炎症性疾患などをあげることができる.他科の急性疾患と同様,バイタルサインに注意しながら診察や検査をし,最適な治療を行う.
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