当直医のための救急手技・外科・3
急性腹症
若山 達郎
1
,
登 政和
1
,
浅田 学
2
1旭中央病院・外科
2旭中央病院・内科
pp.557-559
発行日 1985年3月10日
Published Date 1985/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219687
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急性腹症とは,突然の腹痛を主徴として発病し,緊急に開腹術を必要とする疾患群,およびこれと鑑別を要する疾患群を総称したものと理解する.急性腹症の患者を診る場合,診断をつけることは重要であるが,最終診断のつかない時点で手術の決断を迫られる場合が多い.即刻手術を要するのか,保存的治療を行うのか,あるいは経過観察の後に状況によっては手術に踏み切るのかといった治療方針の選択を的確に行うことが更に重要である.
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