カラーグラフ Practice of Endoscopy
胃・十二指腸内視鏡シリ—ズ・Ⅹ
粘膜下腫瘍摘出術—切開核出法
熊谷 義也
1
,
幕内 博康
2
1(財)三越厚生事業団三越診療所
2東海大学医学部外科
pp.11-14
発行日 1991年1月20日
Published Date 1991/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900344
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はじめに
粘膜下腫瘍は毛細血管がみられ,色調も周辺とあまり変わりのない正常な表面被覆粘膜に被われたなだらかな立ち上がりを示す隆起性病変を言う.
通常,bridging foldを認める.大きいものでは中心に潰瘍をみることがある。その約半数は平滑筋腫か,平滑筋肉腫のどちらかである(表1).
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