Japanese
English
臨床報告
腸腰筋膿瘍に続発した感染性動脈瘤の1例
Infected aneurysm secondary to psoas abscess with K. pneumoniae in a diabtic patient : A case report
菊地 廣行
1
,
前山 俊秀
2
,
佐藤 孝臣
2
,
神保 雅幸
2
,
大原 到
2
,
岡崎 肇
2
Hiroyuki KIKUCHI
1
1東北大学医学部第2外科
2仙台社会保険病院外科
pp.1811-1813
発行日 1990年11月20日
Published Date 1990/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900322
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はじめに
感染性動脈瘤は感染により形成される比較的稀な動脈瘤であり1),しかも非感染性動脈瘤に比し破裂の危険性が高いといわれている2).しかしながら,本疾患の診断および形成過程を臨床的に同定することは困難なことが多いと思われる.今回,われわれは起因菌 K.pneumoniaeの腸腰筋膿瘍から形成された,右総腸骨動脈感染性動脈瘤を経験した.ここに文献的考察を加え報告する.
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