Japanese
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臨床報告
肺癌小腸転移による腸重積の1例—本邦報告64例の検討
A case of small bowel intussusception due to metastatic carcinoma of the lung : A review of 64 cases in Japanese literature
森本 芳和
1
,
山崎 元
1
,
山崎 芳郎
1
,
坂本 嗣郎
1
,
桑田 圭司
1
,
小林 曼
2
Yoshikazu MORIMOTO
1
1大阪厚生年金病院外科
2大阪厚生年金病院病理
pp.1815-1819
発行日 1990年11月20日
Published Date 1990/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900323
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はじめに
近年,肺癌は急激な増加傾向にあり,他臓器癌に比べしばたば早期に遠隔転移を起こす悪性度の高い癌の1つである.肺癌の遠隔転移臓器としては,肝,骨,副腎,脳などが多く,小腸への転移は稀である.今回われわれは,腸重積により発症した肺癌小腸転移症例に対し,小腸転移巣切除後,二期的に肺原発巣を切除しえたので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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