特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
特発性血小板減少性紫斑病
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梅山 馨
1
1大阪市立大学医学部第1外科
pp.1542-1544
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900266
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ITPは急性型と慢性型があるが,主として問題になるのは慢性型のITPである.慢性型のITPは比較的若年女性に多く,発症より6ヵ月以上にわたり血小板減少が持続し,著明な出血傾向がみられ,内科的治療に難渋することも多い.
今回,本誌の特集で内科側から柴田,帯刀および外科側から平出,二川らにより詳細に述べられているが,触れられていない点も含めて若干コメントしてみたい.
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