カラーグラフ Practice of Endoscopy
胃・十二指腸内視鏡シリーズ・Ⅱ
超音波内視鏡による非上皮性腫瘍の診断
斎藤 直也
1
,
竹下 公矢
1
,
羽生 丕
1
,
遠藤 光夫
1
1東京医科歯科大学医学部第1外科
pp.533-536
発行日 1990年5月20日
Published Date 1990/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900087
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超音波内視鏡(以下EUS:Endoscopic Ultrasono-graphy)は,従来の内視鏡では困難であった胃粘膜下病変の描出が可能なため,非上皮性腫瘍の診断にはきわめて有用な検査法である.EUSで通常胃壁は5層に描出され,第1,2層は粘膜層,第3層は粘膜下層,第4層は固有筋層,第5層は漿膜下および漿膜層に相当する.教室では1987年1月より胃悪性リンパ腫10例,胃粘膜下腫瘍46例,胃壁外性圧迫15例に対しEUSを施行した.
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