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特集 ガイドラインには書いていない 大腸癌外科治療のCQ—妥当な治療と適応を見直そう
ISRは本当に有用な治療なのか—長期治療(腫瘍学的・機能的)成績からみたISRの有用性と問題点
Usefulness and problems of intersphincteric resection for lower rectal cancer from long-term results
佐伯 泰愼
1
,
山田 一隆
1
,
田中 正文
1
,
福永 光子
1
Yasumitsu SAIKI
1
1大腸肛門病センター高野病院消化器外科
キーワード:
ISR適応基準
,
局所再発
,
排便障害
Keyword:
ISR適応基準
,
局所再発
,
排便障害
pp.167-176
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213619
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【ポイント】
◆括約筋間直腸切除術(ISR)の適応基準は,①RMの確保,②DMの確保,③特殊癌症例の除外,④排便機能障害例の除外が原則である.
◆安全性・癌根治性は良好だが,術後排便障害を30〜40%に認める.
◆術後は癌のフォローだけでなく排便障害のフォローと治療が大切である.
◆適応患者を十分に選択すればISRは有用な治療である.
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