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特集 究極の肛門温存術式ISR―長期成績からわかる有用性と問題点
長期成績を左右する手術手技のポイント―開腹手術によるISR
Intersphincteric resection by open surgery
白水 和雄
1
,
赤木 由人
1
,
衣笠 哲史
1
Kazuo SHIROUZU
1
1久留米大学医学部外科学講座
pp.307-313
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104981
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【ポイント】
◆ISRを成功に導くには,肛門管解剖の把握と,腫瘍の状況を熟知し,適応を決めるべきである.
◆開腹手術では,hiatal ligamentを切離し,括約筋間を歯状線下部まで剝離する.
◆経肛門的操作では,肛門管前壁を損傷しないように注意する(特に前壁の腫瘍に対して).
◆生存率,再発率などの腫瘍学的結果は受容できるが,肛門機能とQOLの評価は,さらなる検討が必要である.
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