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特集 ガイドラインには書いていない 大腸癌外科治療のCQ—妥当な治療と適応を見直そう
蛍光ガイド下大腸癌手術は本当に有用か
Fluorescense-guided colorectal cancer surgery: is it truly effective?
石井 雅之
1
,
佐藤 雄
1
,
竹政 伊知朗
1
Masayuki ISHII
1
1札幌医科大学消化器・総合,乳腺・内分泌外科
キーワード:
インドシアニングリーン
,
縫合不全
,
リンパ流
Keyword:
インドシアニングリーン
,
縫合不全
,
リンパ流
pp.152-160
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213617
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【ポイント】
◆ICG蛍光法による吻合部腸管の血流評価を行うことは,縫合不全の発生率の低下に有効である.
◆ICG蛍光法を用いた腫瘍の局在マーキングは安全で,術野に影響を与えずに腫瘍の位置を確認することが可能である.
◆転移のあるリンパ節では,ICGで蛍光標識される頻度が有意に低く,リンパ節の90%以上が癌細胞で占拠されている場合に,そのリンパ節はICG蛍光法では標識されない.
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