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特集 ガイドラインには書いていない 大腸癌外科治療のCQ—妥当な治療と適応を見直そう
結腸右半切除におけるリンパ節郭清の至適範囲
Adequate lymph node dissection of right hemicolectomy
山口 茂樹
1
,
近藤 宏佳
1
,
番場 嘉子
1
,
金子 由香
1
,
腰野 蔵人
1
,
谷 公孝
1
,
中川 了輔
1
,
前田 文
1
,
相原 永子
1
,
時任 史聡
1
,
大木 岳志
1
,
小川 真平
1
,
井上 雄志
1
,
板橋 道朗
1
Shigeki YAMAGUCHI
1
1東京女子医科大学消化器・一般外科
キーワード:
結腸右半切除術
,
リンパ節郭清
,
surgical trunk
Keyword:
結腸右半切除術
,
リンパ節郭清
,
surgical trunk
pp.147-151
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213616
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【ポイント】
◆大腸癌取扱い規約には動脈系のみが図示されており,静脈系のsurgical trunkは示されていない.
◆日本のD3郭清は経験的にsurgical trunkの郭清,すなわち上腸間膜静脈前面中心の郭清が多く行われてきた.
◆自験例からはsurgical trunkの郭清により上腸間膜動静脈近傍の再発はほとんどなく,surgical trunkの郭清をもってD3とすることは妥当と思われるが,今後の検証が必要である.
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