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特集 遺伝性腫瘍とゲノム医療を学ぶ
ゲノム医療
MSI-high固形癌に対する免疫チェックポイント阻害薬治療と当院におけるMSI検査体制
The treatment of immune checkpoint inhibitors for solid tumor with MSI-high and the system for MSI testing in Aichi Cancer Center Hospital
緒方 貴次
1
,
成田 有季哉
1
,
室 圭
1
Takatsugu OGATA
1
1愛知県がんセンター薬物療法部
キーワード:
MSI検査
,
ペムブロリズマブ
,
消化器癌
Keyword:
MSI検査
,
ペムブロリズマブ
,
消化器癌
pp.958-966
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213023
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【ポイント】
◆MSI-highを有する固形癌は高い奏効割合と生存期間延長が期待されるため,二次治療までに免疫チェックポイント阻害薬が使用できる癌腫(食道癌など)以外では,検体がある場合には可能な限り検査に提出する.
◆治療期間が長期になり,免疫関連有害事象の出現が予想されるため,正確に検査を行うことと適正に診療を行うことが重要である.
◆MSI-highの場合は遺伝カウンセリングを考慮し,必要に応じて遺伝カウンセリング外来受診を提案する.そのためには,施設単位で患者フローを作成し,診断後速やかに受診を促せるような診療体制を整える必要がある.
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