特集 実践! 手術が上達するトレーニング法—Off the Job Trainingの最新動向
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pp.387
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212895
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手術におけるOff-JT(手術室外のトレーニング)は1990年代末から始まり,e-ラーニングやシミュレーション,基本的な手技や術式トレーニングから,近年では複雑な術式の手術シミュレーション(リハーサル)まで広がりを見せている.画像処理技術の発展により,内視鏡外科手術では録画された自分の手術の振り返りやビデオ編集も容易にできるようになったが,これも有効なOff-JTの一つといえよう.実技訓練では,わが国では動物ラボ全盛であるが,高価でもあり,効果的な利用の仕方を考える必要がある.カダバー・トレーニングも同様であろう.一方,手軽に自習のできるツールとしては,ボックス・トレーナーやバーチャル・リアリティ手術シミュレータがある.
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