病院めぐり
済生会熊本病院外科
髙森 啓史
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1済生会熊本病院外科
pp.1382
発行日 2019年11月20日
Published Date 2019/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212766
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社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院は1935年に開設され,1995年に熊本県熊本市南区に移転し,現在は病床数400床の急性期病院として救命救急センター・地域医療支援病院・地域がん拠点病院・地域災害拠点病院・臨床研修病院の役割を担っています.病院理念は「医療を通じて地域社会に貢献します」であり,「救急医療・高度医療・地域医療と予防医学・医療人の育成」を基本方針としています.1996年にはクリニカルパスを先駆的に導入し,2012年には手術支援ロボットda Vinciとハイブリッド手術室を導入し,2013年には国際医療機能評価機関(JCI:Joint Commission International)の認証を取得しています.
外科スタッフは11名で,2018年度の手術件数は1,323件で,その内訳は,予定手術が810例(61%),緊急手術が513例(59%)でした.腹腔鏡手術の占める割合は全手術症例の49.6%で,年々増加傾向にあります.また,悪性腫瘍手術は461件(35%),胃がん手術96例,結腸直腸がん手術161例,肝胆膵領域悪性疾患手術117例で,肝胆膵領域の高難度手術は76例行っています.外科関連の施設認定では,日本外科学会・日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設,日本肝胆膵外科学会高度技能医制度認定修練施設A,日本胆道学会認定施設および日本膵臓学会認定指導施設になっています.
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