連載 ケースレポート
地域医療構想と病院・62
済生会熊本病院(2)—連携先病院の視点から
松田 晋哉
1
1産業医科大学医学部公衆衛生学教室
pp.988-993
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541212282
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■はじめに
前報では済生会熊本病院と地域の連携医療機関とのアライアンスについて,済生会熊本病院の側から記述した1).済生会熊本病院は高度急性期・急性期の病院として機能し続けるためには,紹介元・紹介先の医療介護施設とWin-Winの連携体制を構築することが必要であるという認識の下,入院患者数の転院先の半数を占める8病院とアライアンスを形成し,このアライアンスが地域の他の医療・介護施設と連携して,継続的な医療・介護サービスを提供する体制を確立している.今回は,連携先の病院の視点から,このアライアンスの利点について記述してみたい.
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