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あとがき
田邉 稔
pp.1150
発行日 2019年9月20日
Published Date 2019/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212613
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去る令和元年5月9〜11日に,京王プラザホテル(東京都新宿区)にて第2回国際腹腔鏡肝臓外科学会(ILLS 2019)が開催されました.若林剛先生(上尾中央総合病院外科)が会長を務め,私は共同会長として企画・運営をサポートしました.近年発展が目覚ましい腹腔鏡下肝切除を主題とした学会であり,わが国が世界をリードしてきた分野です.全世界52か国から約700人の参加者と560演題の発表は第1回のパリ大会の2倍規模であり,連日のソーシャルイベントとともに大変盛大な会となりました.発表内容を振り返ると,全世界の腹腔鏡下肝切除のレジストリー報告,再肝切除やロボット・画像支援手術などの新しいチャレンジのプレゼンなど,注目すべき内容が目白押しでした.まさに最近数年間のこの分野の劇的な進歩を印象づける記念すべき会となり,腹腔鏡下の右葉切除や系統的亜区域切除はもはや“平凡な手技”に見えてしまったくらいです.
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