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特集 こんなときどうする!?—消化器外科の術中トラブル対処法
胃
幽門側胃切除術時の再建に伴う術中トラブル—回避するための注意点
Anastomotic procedure to prevent intraoperative complications after laparoscopic distal gastrectomy
赤川 進
1
,
金谷 誠一郎
1
Shin AKAGAWA
1
1大阪赤十字病院外科
pp.432-434
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212436
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【ポイント】
◆One by one technique:体腔内でステイプラーを用いて腸管吻合する際,術者と助手の協調がうまくいかないと腸管に過度な緊張が加わり,思わぬトラブルを招く恐れがある.このことを克服するため,術者と助手が協調し,腸管へのステイプラーの挿入を一つずつ行うことが肝要である.
◆組織の軸をステイプラーの軸に合わせる:共通孔閉鎖の際,術者あるいは助手が把持している組織を,ステイプラーの軸に合わせるように調整し,仮閉鎖部の直下でファイヤし挿入孔を閉鎖する.
◆出来上がりの形,血流:再建終了後の形や腸管の血流に問題がないことを確認する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年4月末まで)。
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