FOCUS
潰瘍性大腸炎に対するガイドラインの世界比較—日本はもっと積極的に外科治療を
松田 圭二
1,4
,
大野 航平
1
,
岡田 有加
1
,
八木 貴博
1
,
塚本 充雄
1
,
福島 慶久
1
,
堀内 敦
1
,
山田 英樹
3
,
小澤 毅士
1,4
,
島田 竜
1,4
,
端山 軍
1,4
,
土屋 剛史
1,4
,
野澤 慶次郎
1,4
,
青柳 仁
2,4
,
磯野 朱里
2,4
,
阿部 浩一郎
2,4
,
小田島 慎也
2,4
,
山本 貴嗣
2,4
,
橋口 陽二郎
1,4
Keiji MATSUDA
1,4
1帝京大学外科
2帝京大学内科
3高島平中央綜合病院外科
4帝京大学IBDセンター
pp.232-237
発行日 2019年2月20日
Published Date 2019/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212383
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はじめに
潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)の治療法について,国内外からガイドラインが出されている.本邦からは難治性炎症性腸管障害に関する調査研究1),および日本消化器病学会2)から発行されている.欧州では,European Crohn's and Colitis Organisation(ECCO)からのガイドラインが随時アップデートされており3〜5),米国からはAmerican College of Gastroenterology(ACG)が作成したガイドライン6),American Gastroenterological Association(AGA)が発表したUC clinical care pathway7),American Society of Colon and Rectal Surgeons(ASCRS)が作成したpractice parameters8)などがある.限られた紙面であるため全項目でガイドラインを比較することはせずに,手術適応や重症UCを中心に,国内外のガイドラインを比較する.なお,癌化およびサーベイランスについてのガイドライン国際比較は拙文(本誌73巻12号)をご参照いただきたい.
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