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特集 急性胆囊炎診療をマスターしよう
薬物治療とドレナージ
薬物治療の選択と実際
Antimicrobial therapy for acute cholecystitis
矢野(五味) 晴美
1
YANO(Gomi) Harumi
1
1国際医療福祉大学医学教育統括センター・感染症学
pp.177-179
発行日 2019年2月20日
Published Date 2019/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212370
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【ポイント】
◆急性胆囊炎の初期治療薬は,各施設のアンチバイオグラムに基づく必要がある.
◆急性胆囊炎の抗菌薬治療期間は,Tokyo Guidelines 18のGrade Ⅰ,Ⅱでは,術前および術中のみが推奨される.
◆Tokyo Guidelines 18のGrade Ⅰ,Ⅱの術中所見で,穿孔,気腫性変化,壊死性胆囊炎などが見られた場合には,感染源の制御後に4〜7日間の抗菌薬投与を行う.
◆レンサ球菌や腸球菌などのグラム陽性菌血流感染を伴う場合には,最低2週間の抗菌薬投与を推奨する.
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