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特集 炎症性腸疾患アップデート—いま外科医に求められる知識と技術
押さえておくべき知識
炎症性腸疾患の疫学
Epidemiology of inflammatory bowel disease for surgeons
吉田 康祐
1
,
水野 慎大
1
,
金井 隆典
1
Kosuke YOSHIDA
1
1慶應義塾大学医学部消化器内科
pp.1310-1314
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212262
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【ポイント】
◆潰瘍性大腸炎およびクローン病を指す炎症性腸疾患は増加傾向にあり,2016年度の集計では潰瘍性大腸炎は167,872人,クローン病は42,789人が特定疾患の給付対象にある.
◆潰瘍性大腸炎は20〜60歳台にかけて幅広い年代でみられ,クローン病は20〜40歳台にピークがみられる.
◆治療の進歩により手術回避可能な症例があるものの,依然手術が必要な場合は多い.一方で腸管の発癌リスクは高く,長期経過例は注意を要する.
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