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特集 最新版 “腸閉塞”を極める!
疾患別 診断と治療
絞扼性イレウス
Diagnosis and therapeutic strategy for strangulated small bowel obstruction
高橋 崇真
1
,
金岡 祐次
1
,
前田 敦行
1
,
高山 祐一
1
,
深見 保之
1
,
宇治 誠人
1
Takamasa TAKAHASHI
1
1大垣市民病院外科
pp.802-806
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212085
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【ポイント】
◆絞扼性イレウスは腸管の血流障害を伴うイレウスで,原因には,①炎症性索状物,②内ヘルニア,③軸捻転,④結節形成などがある.
◆高度な持続的腹痛などの絞扼性イレウスを疑う理学所見を認めた場合は,すみやかに造影CTを施行し,早急に診断をすべきである.
◆治療が遅れると,腸管壊死,腸管穿孔を発症し,急速に敗血症性ショックなどの重篤な病態を発症するため,絞扼性イレウスを疑った時点で外科的治療を躊躇すべきでない.
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