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特集 最新版 “腸閉塞”を極める!
疾患別 診断と治療
ヘルニアによる腸閉塞
Intestinal obstruction due to hernia
雫 真人
1
,
蜂須賀 丈博
1
Masato SHIZUKU
1
,
Takehiro HACHISUKA
1
1市立四日市病院外科
pp.808-810
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212087
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【ポイント】
◆腸閉塞のCT画像を見た場合,鼠径部ヘルニアの有無を確実に確認する.
◆発症12時間程度経過した嵌頓ヘルニア症例では,用手還納できても経過観察入院を考慮する.
◆臍ヘルニア・腹壁瘢痕ヘルニアの嵌頓症例では,緊急手術の際には原則としてメッシュは使用せず,二期的な修復を検討する.
◆鼠径部ヘルニアの嵌頓症例では,腸管穿孔による汚染がなければ,腸管切除を要した症例でもメッシュの使用は許容される.
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