特集 こうやって教える・学ぶ 高難度消化器外科手術—新エキスパートへの登竜門
扉
pp.653
発行日 2018年6月20日
Published Date 2018/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212051
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医療安全の観点から,ある一定以上の難度の手術は術者資格が求められる時代となり,各領域で高難度手術の認定制度が導入されつつある.しかし,合格率は依然として20〜60%と狭き門である.すなわち合格するものもいれば不合格のものもいる.その差は本人の資質によるのか,それとも教え方によるのだろうか?
患者に迷惑をかけないように教育をするためには,平易な症例から徐々に高度な症例を経験させなければならないが,その際の手術の難易度評価は施設によってどのように決めているのであろうか? どの程度の難易度のものを専攻医に執刀させるのか? また,指導者が術者として手技を見せるときのポイントはどこか? 一方,専攻医としては,どうやって指導者の手技を学ぶべきか,何ができれば次のステップに進めるのかが知りたいところであろう.
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