手術トラブルを未然防止する12の行動特性・12【最終回】
対話に基づく高信頼性組織を維持する—患者・家族と双方向の対話を実施している
石川 雅彦
1
Masahiko ISHIKAWA
1
1公益社団法人地域医療振興協会 地域医療安全推進センター
pp.338-342
発行日 2017年3月20日
Published Date 2017/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211549
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●はじめに
外科手術の実施に際しては,術前・術中・術後に患者状況の変化に対応して,さまざまな説明が実施されている1).本稿では,対話に基づく高信頼性組織(high reliability organization)を維持することに関連して,外科医が患者・家族と双方向の対話を実施していることが,患者への影響拡大の防止とトラブル発生の未然防止に資するということに焦点をあてて検討する.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.