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特集 目で見る腹腔鏡下肝切除—エキスパートに学ぶ!
エキスパートに学ぶ手技
肝前区域切除—安定した解剖学的肝切除のための工夫
Laparoscopic right anterior sectionectomy
本間 祐樹
1
,
本田 五郎
1
,
土井 愛美
1
,
本庄 真彦
1
,
平田 義弘
1
Goro HONDA
1
1がん・感染症センター都立駒込病院肝胆膵外科
pp.303-306
発行日 2017年3月20日
Published Date 2017/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211542
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【ポイント】
◆肝表にマーキングした前区域の流入血遮断による阻血領域境界線と,切離面に露出した中肝静脈および右肝静脈をランドマークとして,解剖学的に正しい切離面を維持して切離を進める.
◆切離面に露出する肝静脈の走行を常に念頭に置いて,その根部(下大静脈流入部)側ないし本幹側から末梢に向けてCUSA先端を動かすことで股裂き損傷を回避する.
◆腹腔鏡手術特有のcaudal viewを活かして前区域グリソン離断後に前区域を持ち上げながら右肝静脈を露出する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2019年3月末まで)。
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