FOCUS
腹腔鏡手術における4K imagingシステムの現状と展望
奥野 圭祐
1
,
小嶋 一幸
2
,
井ノ口 幹人
1
,
大槻 将
1
,
村瀬 秀明
1
,
谷岡 利朗
1
,
冨井 知春
1
,
五木田 憲太朗
1
Keisuke OKUNO
1
1東京医科歯科大学胃外科
2東京医科歯科大学低侵襲医歯学研究センター
pp.1118-1122
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211295
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はじめに
デジタルテレビ放送の普及に伴って,画質の高解像度化は年々進んできており,様々な機器にまで拡がってきている.現在では,超高解像度と呼ばれる「4K解像度」という形で,パソコンやスマートフォンにまで利用され,一昔前とは比べものにならないほど,精細で美しい画像を目にすることができる.この4K技術は,2015年10月にソニー・オリンパスメディカルソリューションズ(株)(SOMED)により開発された「VISERA 4KUHD」(図1)で初めて外科手術用内視鏡システムへと導入された.今回は4K imagingシステムに焦点を当て,その現状と展望について解説する.
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