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特集 肥満症例に対する腹腔鏡下手術
II. 各論
5.肥満症例に対する腹腔鏡下胃全摘術の留意点と工夫
Tips of laparoscopic total gastrectomy to obese patients
齋藤 稔史
1
,
小嶋 一幸
2
,
梅林 佑弥
3
,
福与 涼介
3
,
金本 栄美
3
,
谷岡 利朗
3
,
小林 建太
3
,
中川 正敏
3
,
井ノ口 幹人
3
T. Saito
1
,
K. Kojima
2
,
Y. Umebayashi
3
,
R. Fukuyo
3
,
E. Kanemoto
3
,
T. Tanioka
3
,
K. Kobayashi
3
,
M. Nakagawa
3
,
M. Inokuchi
3
1東京医科歯科大学胃外科
2獨協医科大学第一外科
3東京医科歯科大学消化管外科
キーワード:
腹腔鏡下胃全摘術
,
胃癌
,
肥満
Keyword:
腹腔鏡下胃全摘術
,
胃癌
,
肥満
pp.235-239
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_235
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肥満患者に対する腹腔鏡下胃全摘術は,多量の内臓脂肪により術野展開,郭清・再建操作に難渋することが多い.適切な術野展開のためには,ポートの選択・配置,肝臓の圧排法,ミスト対策などの工夫が必要となる.また解剖の誤認を防ぐため,生理的癒着の剝離による正常解剖への復帰,場面ごとの適切な術野展開が必要となる.再建はサーキュラーステープラーを用いたRoux-en Y法で施行しており,再建法における工夫についても解説する.
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