ラパコレUpdate 最近のコンセプトと手技・1【新連載】
標準的ラパコレ—標準的ラパコレとThe critical view of safety
鈴木 憲次
1
,
奥村 拓也
1
,
木村 泰三
1
Kenji SUZUKI
1
1富士宮市立病院外科
pp.992-995
発行日 2016年8月20日
Published Date 2016/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211266
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はじめに
安全に手術を行うためには,①どこに何がある?(解剖の把握),②どこから始める?(手術操作の開始部位),③どう進めていく?(剝離層の確認),④どこをめざす?(到達点の設定),⑤困ったらどうする?(困難時の対応),の5項目について十分に理解し,準備しておく必要がある.安全に腹腔鏡下胆囊摘出術を施行するためには,Rouvière溝の確認,胆囊体部での剝離操作開始,漿膜下層内層での剝離,critical view of safetyの作成,操作困難例に対しては胆囊切開,亜全摘および開腹移行を考慮することが重要と考える.
今回われわれは,critical view of safety作成を中心とした,安全な手術手技について説明する.
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