ラパコレUpdate 最近のコンセプトと手技・6
胆囊炎症例におけるラパコレ—萎縮胆囊,Mirizzi症候群,胆囊消化管瘻におけるラパコレ
飯田 敦
1
,
西野 拓磨
1
,
横井 繁周
1
,
渡邉 剛史
1
,
戸川 保
1
,
木村 俊久
1
,
五井 孝憲
2
Atsushi IIDA
1
1国立病院機構敦賀医療センター外科
2福井大学第一外科
pp.68-71
発行日 2017年1月20日
Published Date 2017/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211483
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はじめに
ラパコレ(腹腔鏡下胆囊摘出術)は腹腔鏡手術の基本ともいえる術式で,外科専門医をめざす専修医も執刀する機会の多い手術手技であるが,解剖学上は肝門部付近での手術操作になることから,術中副損傷が起こると治療に難渋するリスクがある.対象疾患はおもに良性疾患であるが,炎症の程度や結石の位置により手術難易度が格段に上がる.本稿では,いわゆる手技的に難しい症例のラパコレに関して述べる.
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