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特集 必携 腹腔鏡下胃癌手術の完全マスター—ビギナーからエキスパートまで
PartⅡ:その先の課題と努力目標
胃癌に対するロボット支援手術の現状と将来展望
Current status and future perspectives on robotic radical gastrectomy for gastric adenocarcinoma
柴崎 晋
1
,
須田 康一
1
,
宇山 一朗
1
Susumu SHIBASAKI
1
1藤田保健衛生大学上部消化管外科
pp.740-747
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211205
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【ポイント】
◆胃外科領域におけるロボット支援手術はいまだ発展途上であるが,当科では200例超のロボット支援胃切除の経験を重ね,手技の標準化とその普及・啓蒙活動を行ってきた.
◆当科における従来型腹腔鏡下手術との比較では,全合併症発生率,局所合併症発生率,膵液瘻発生率が減少,術後在院日数が短縮し,ロボット手術の潜在的有用性が示唆された.
◆ロボット使用による合併症軽減効果を検証するため,2014年9月よりcStageⅠ/Ⅱ胃癌を対象とした多施設共同前向き臨床試験が先進医療Bとして承認され,その結果が期待される.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2018年6月末まで)。
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