Japanese
English
特集 大腸癌肝転移—最新の治療ストラテジー
治療の実際
ラジオ波焼灼術(RFA)
Radiofrequency ablation for colorectal liver metastasis
椎名 秀一朗
1
,
佐藤 公紀
1
,
清水 遼
1
,
林 学
1
,
谷木 信仁
1
,
近藤 祐嗣
2
,
浅岡 良成
2
,
建石 良介
2
,
小池 和彦
2
Shuichiro SHIINA
1
1順天堂大学消化器内科
2東京大学消化器内科
pp.433-437
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211138
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆ラジオ波焼灼術(RFA)は熱で腫瘍組織を壊死させるため,抗腫瘍効果は癌腫を問わない.
◆RFAは欧米では転移性肝腫瘍,特に大腸癌肝転移に対して実施されている.
◆自験例ではRFA後5年生存は70名,10年生存は11名存在する.適切に行えば大腸癌肝転移でも根治的治療となりうる.
◆RFAは成績の施設間格差が大きい.きちんとしたトレーニングにより技術を習得し,環境を整備してからRFAを実施すべきである.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.