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特集 大腸癌肝転移—最新の治療ストラテジー
総論
大腸癌肝転移の画像診断
Imaging diagnosis of hepatic metastasis of colon cancer
上野 彰久
1
,
陣崎 雅弘
2
Akihisa UENO
1
1国立病院機構埼玉病院放射線科
2慶應義塾大学医学部放射線診断科
pp.393-403
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211131
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【ポイント】
◆肝臓の画像診断においては,超音波,CT,MRI,FDG-PET/CTなど多彩なmodalityがあり,EOBやSPIO,Sonazoidなどの肝特異性造影剤も存在する.
◆肝転移の診断において主体となるのは造影CTおよびEOB-MRIであるが,腎機能不良例など,ヨード造影剤やGd系造影剤が使用しづらい場合には,ソナゾイド造影超音波やSPIO-MRI,FDG-PET/CTなどが代替検査として有効である.
◆画像診断機器には距離分解能,濃度分解能ともに一定の限界があり,画像上のCRは必ずしも真のCRを反映しているわけではないことには十分留意しておく必要がある.
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