Japanese
English
特集 転移性肝腫瘍のいま—なぜ・どこが原発臓器ごとに違うのか
転移性肝腫瘍の治療
大腸癌肝転移
Liver metastases from colorectal cancer
園田 洋史
1
,
野澤 宏彰
1
,
渡邉 聡明
1
Hirofumi SONODA
1
1東京大学腫瘍外科
pp.1356-1361
発行日 2016年11月20日
Published Date 2016/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211415
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆大腸癌肝転移に対する治療は,外科的切除,全身化学療法,肝動注化学療法,熱凝固療法に大別される.
◆大腸癌肝転移に対して唯一治癒が期待できる治療法は外科的切除であり,切除可能であれば肝切除が第一選択となる.
◆切除不能肝転移に対しては全身化学療法が適応となるが,分子標的薬の登場による化学療法の治療成績向上に伴い,化学療法が奏効し肝切除が可能となる症例もある.
◆大腸癌肝転移は集学的治療による治療成績の向上が見込まれるため,各診療科の密な連携が重要となる.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.