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特集 外科医が知っておくべき がん薬物療法の副作用とその対策
症状別対策マニュアル
過敏症・インフュージョンリアクション
Hypersensitivity and infusion reactions caused by cancer chemotherapeutic
澤田 成彦
1
,
石田 文生
1
,
島田 麻里
1
,
島田 翔士
1
,
高柳 大輔
1
,
中原 健太
1
,
前田 知世
1
,
大本 智勝
1
,
竹原 雄介
1
,
向井 俊平
1
,
木田 裕之
1
,
山口 紀子
1
,
日高 英二
1
,
佐藤 好信
1
,
工藤 進英
1
Naruhiko SAWADA
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
pp.585-589
発行日 2015年5月20日
Published Date 2015/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210746
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【ポイント】
◆過敏症の同義語はアレルギー反応であり,最も注意すべきなのは即時型アレルギーのアナフィラキシー型である.原因となる癌化学療法薬剤を理解しておく.
◆インフュージョンリアクションは,広義には薬物投与中または投与開始後24時間以内に発現する薬物有害反応の総称であり,狭義にはモノクローナル抗体投与により生じる有害事象とされる.原因となる癌化学療法薬剤を理解しておく.
◆過敏症,インフュージョンリアクション発症時には,重篤な状態になる確率が高いアナフィラキシー反応であるか否かを判断することが重要である.
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