増刊号 消化器・一般外科手術のPearls&Tips—ワンランク上の手術を達成する技と知恵
⑤結腸
腹腔鏡下虫垂切除術
石田 文生
1
,
日高 英二
1
,
澤田 成彦
1
,
向井 俊平
1
,
前田 知世
1
,
島田 麻里
1
,
和田 尚人
1
,
大竹 由美子
1
,
工藤 進英
1
Fumio ISHIDA
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
pp.91-98
発行日 2015年10月22日
Published Date 2015/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210938
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開腹による急性虫垂炎手術すなわち虫垂切除術は多くの消化器外科医が初めて執刀医として経験する手術であることが“常識”であるが,一方で,術中に様々なバリエーションが生じて新人を苦しめてきたことは多くの外科医が認めるところであろう.腹腔鏡下虫垂切除術(以下,LA)について必ずしも同じ状況ではないにしろ,術中の所見によって様々な操作のバリエーションが要求される.したがって研修医も指導医も,バリエーションに対応した解決手段を習得あるいは確認しておきたい.これらについて項目を挙げてまとめた.対象疾患は急性虫垂炎を前提として本稿を進める.
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