Japanese
English
特集 生検材料を手術に活かす
臓器別 癌診療における生検の役割
膵臓癌
The role of biopsy in the diagnosis of pancreatic cancer
松原 三郎
1
,
伊佐山 浩通
1
,
白田 龍之介
1
,
武田 剛志
1
,
石垣 和祥
1
,
高木 馨
1
,
秋山 大
1
,
高原 楠昊
1
,
濱田 毅
1
,
毛利 大
1
,
木暮 宏史
1
,
山本 夏代
1
,
中井 陽介
1
,
多田 稔
1
,
小池 和彦
1
Saburo MATSUBARA
1
1東京大学大学院医学系研究科消化器内科学
pp.316-320
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210676
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【ポイント】
◆膵癌の病理診断にはEUS-FNAが第一選択であるが,閉塞性黄疸を伴う膵頭部癌では胆道ドレナージも兼ねてERCPが行われる.
◆自己免疫性膵炎は,膵癌と鑑別を要する疾患のなかで最も多く,治療法も異なるため,常に念頭に置く.
◆神経内分泌腫瘍ではEUS-FNAによるGrade分類が治療法選択に有用であるが,十分な検体量が必要である.
◆今後はEUS-FNAで得られた情報をもとに,膵癌の生物学的特性に合わせた個別化治療が行われていく可能性がある.
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