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特集 胆道癌外科切除—再発防止のストラテジー
術中戦略
リンパ節郭清範囲—十二指腸乳頭部癌
Lymph node dissection for ampullary cancer
廣野 誠子
1
,
山上 裕機
1
Seiko HIRONO
1
1和歌山県立医科大学第2外科
pp.80-82
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210615
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【ポイント】
◆リンパ節転移は,十二指腸乳頭部癌の独立した予後規定因子である.
◆T1 stageの十二指腸乳頭部癌でも9〜36%にリンパ節転移を認め,膵頭十二指腸切除術が必要である.
◆十二指腸乳頭部癌のリンパ節転移好発領域は,膵頭後部リンパ節(#13),膵頭前部リンパ節(#17),上腸間膜根部リンパ節(#14)であり,胆道癌取扱い規約におけるD2郭清が必要である.
◆リンパ節転移陽性の十二指腸乳頭部癌において,術後補助療法は唯一生存期間を延長できる治療である.
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