Japanese
English
臨床報告
高頻度ジェット人工換気法が著効を呈した術後重症呼吸不全の2例
Usefullness of high-frequency jet ventilation in postoperative respiratory failure:A report of two cases
篠田 雅幸
1
,
高木 巌
1
,
陶山 元一
1
,
芹沢 清人
1
,
北逵 光史郎
1
,
吉岡 洋
1
,
波戸岡 俊三
1
,
濱田 正勝
1
,
國島 和夫
1
,
山田 二三夫
2
,
安江 満悟
2
Masayuki SHINODA
1
1愛知県がんセンター病院胸部外科
2愛知県がんセンター病院消化器外科
pp.1797-1800
発行日 1989年11月20日
Published Date 1989/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210565
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はじめに
呼吸不全に対する人工呼吸法としての高頻度人工換気法(high-frequency ventilation:HFV)は,従来の人工呼吸法の成績を大きく上回るものではないと一般的に評価されており,その適応も次第に明確になってきている1〜9).最近われわれは,通常の人工呼吸と高頻度人工換気法のうちhigh-frequency jet ventilation(HFJV)の重畳法を試みたところ,多量の気道内分泌物の排出とともに急速な改善をみた原因不明の術後呼吸不全および術後重症肺炎の2症例を経験したので,文献的考察とともに報告する.
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