Japanese
English
臨床報告
鎖骨下動脈閉塞症に対する腋窩—腋窩動脈バイパス術の経験
Axillo-axillary cross-over bypass for subclavian artery occlusion: A report of three cases
秋元 直人
1
,
長田 一仁
1
,
平山 哲三
1
,
山口 寛
1
,
石丸 新
1
,
古川 欽一
1
Naoto AKIMOTO
1
1東京医科大学外科第2講座
pp.1801-1804
発行日 1989年11月20日
Published Date 1989/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210566
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はじめに
鎖骨下動脈近位部の閉塞によって,脳や上腕の循環障害を来すsubclavian steal syndromeは,1960年Contorni1)により報告されて以来,その病態,治療に関心が寄せられ,外科的にも諸種の血行再建法が試みられている.最近では経胸郭内血行再建術よりも経胸郭外的アプローチによるバイパス術が,主に侵襲の少なさから試みられるようになってきている.著者らは,本症候群に対して3例の腋窩—腋窩動脈バイパス術を経験し良好な術後経過を得たので,本術式の方法,適応などについて若干の文献的考察を加えて報告する.
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