Japanese
English
特集 今日の肺癌治療 '87
術後補助療法の現況—放射線療法の立場から
Postoperative radiation therapy of carcinoma of the lung
高木 巌
1
,
国島 和夫
1
,
陶山 元一
1
,
篠田 雅幸
1
,
横山 隆
1
,
住吉 健一
1
,
紺谷 桂一
1
,
安川 浩文
1
,
渡辺 浩行
1
,
吉田 穣
1
,
森田 皓三
2
Iwao TAKAGI
1
1愛知県がんセンター病院外科第2部
2愛知県がんセンター病院放射線治療部
pp.65-71
発行日 1987年1月20日
Published Date 1987/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209612
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pN2切除例に対する術後縦隔照射の治療成績をもとに,術後照射の可否を,またパンコースト肺癌不完全切除例に対する術後外照射に密封小線源を併用した治療成績をもとにpT3不完全切除例に対するlocal control率向上への工夫を述べた.
前者には自験例では無効であり,文献上は賛否両論がある.症例数の多い数施設共同での十分検討されたcontrolled randomized trialが待たれる.
一方,後者は生存率の向上はみられていないが,全例腕神経叢症状の消失がみられ,quality of lifeの向上に有用であつた.
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