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境界領域
高頻度ジェット換気法(HFJV)による気管再建術の麻酔管理
High-frequency jet ventilation for anesthetic management of tracheal reconstruction
上村 浩一
1
,
長谷川 正宜
1
,
久場 良也
1
,
松原 康博
1
,
上平 敦
1
,
田中 彰
1
,
小田 貢
1
,
佐藤 暢
1
,
山内 教宏
2
Koichi KAMIMURA
1
1鳥取大学医学部麻酔学
2鳥取大学附属病院救急部
pp.1349-1354
発行日 1984年9月20日
Published Date 1984/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208821
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はじめに
気管再建術における麻酔管理は,気道が術野となるために気道確保についての種々な工夫が必要である.一般的に気管再建中の気道確保の方法は,手術部位によつて異なり,気管切開,一側気管支挿管,術野よりの逆行性挿管などの組合せで行つたり1-4),症例によつては人工心肺を用いねばならない5-7).High-frequency jet ventilation(以下HFJV)は,気道が大気に開放した状態の患者における換気法として極めて有効であると言われている8-12).今回われわれは,4例の気管再建術の麻酔に泉工医科工業社製MERA HFO JET VENTILATORを用いたHFJVによる換気を行い,その有用性について検討を行つたので若干の考察を加えて報告する.
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