表紙の心・18
パリの新医学部館のレリーフ「王の手」療法
大村 敏郎
1,2
1川崎市立井田病院外科
2慶応義塾大学医史学
pp.838
発行日 1989年6月20日
Published Date 1989/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210384
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パリには医学部が10ある.市中の大病院で10の病院群を作り,それぞれに基礎の講堂や実習施設を作って分割したものであるが,元は1つの学部であった.
臨床教育の方は市中の病院が主体だった.特にアンテルヌ(interne)制度は選抜試験に合格した優秀な学生が学生時代から病棟配属になって専門医への道を歩みはじめ,将来の指導的な地位をめざすというエリート育成の教育システムだった.
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