Japanese
English
特集 外科臨床における病態別栄養
腎不全の栄養管理
Nutritional support in renal failure
寺岡 慧
1
,
河合 達郎
1
,
林 武利
1
,
藤田 省吾
1
,
唐仁原 全
1
,
中島 一郎
1
,
中川 芳彦
1
,
藤川 博康
1
,
本田 宏
1
,
渕之上 昌平
1
,
太田 和夫
1
Satoshi TERAOKA
1
1東京女子医科大学第3外科
pp.607-616
発行日 1989年5月20日
Published Date 1989/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210351
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
腎不全における栄養障害については,蛋白・アミノ酸代謝異常をはじめとした種々の代謝異常が関与していると考えられ,その栄養管理に際しては特別の配慮が必要とされる.腎不全の栄養療法として「尿素の再利用」という仮説に基づいた必須アミノ酸療法が登場し,この概念はさらに腎不全患者の高カロリー輸液にも導入されたが,これには高アンモニア血症,意識障害,さらには脂肪肝などの発生が問題となっている。腎不全の栄養管理については,アミノ酸投与量,その至適組成など,多くの点で再検討を要すると考えられる。
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.