今月の主題 外来診療でここまでできる
腎疾患
透析患者の外来手術
中川 芳彦
1
,
寺岡 慧
1
,
阿岸 鉄三
1
1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター外科
pp.1778-1782
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904695
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ポイント
●ブラッドアクセス関連の外来手術では,それが不調に終わったときに引き続いて再手術をするか,後日改めてするか患者に説明しておく.たとえ最終的に手術が成功したとしても,長時間に及べば患者からの信頼は得られない.
●ブラッドアクセスインターベンション治療は,手術による修復術を先延ばしにできる外来治療法として有用である.
●手根管症候群に対する鏡視下手術は,従来の手術よりも術後の疼痛が軽く,リハビリテーションも早期から開始でき,有用な外来治療法である.
●二次性上皮小体機能亢進症に対するエコーガイド下エタノール注入療法は,外来での治療法として注目を集めている.
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